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人による監視とワークフローの自動化

近年 IT に関する組織では絶えず変化するプライオリティ、大規模な遠隔地の従業員をサポートする忙しさ、そして制限のあるリソースといった課題に対処するため、IT オートメーションの導入が拡大されています。しかしながら IT 部門では重要なビジネスアプリケーションやサービスをサポートする本番環境に自動化ワークフローを導入することを躊躇しています。これは信頼性の問題もありますが、実際にエラーが発生することもあります。

Unsupervised automation can sometimes create more problems by missing the actual context for issue resolution.

IT 部門では変更管理プロセスを通して、自動化プロセスに適切なレベルの人による監視を持たせることがあります。しかし、そのような ITIL ベースの変更承認メカニズムは解決を遅らせ、不満を持つユーザーや顧客への対応を遅らせる可能性があります。

不便な変更管理プロセスを遵守しながらサービスの中断を避けるために、IT 管理者はインフラのスケールアップに頼ることになります。しかしながら、そうするとテクノロジーインフラの過剰供給(および活用不足)という高価な問題が発生します。自動化においては人による監視と俊敏性のバランスをとる必要があります。

Supervised Automation in OpsRamp

OpsRamp のプロセスオートメーションエンジンにより、IT 部門はサーバーの再起動や頻繁に発生する問題の修復などの日常的なタスクを含む、幅広いシナリオに対応した自動化スクリプトを構築・実行することができます。

OpsRampのFall 2020 Release ではプロセスオートメーションにヒューマンインタラクションが導入され、最新の IT 運用管理プラットフォームのユーザー導入を促進する重要なステップとなります。

Process Definitions を使用するとワークフローがトリガーされる前に、マネージャーの承認や異なるチーム/メンバーに割り当てられた特定のタスクを使用して自動化ワークフローを編成することができます。技術オペレーターはこれらの定義を構築し、OpsRamp 内で日々の運用活動のためのナレッジベースを維持することができます。

ビジネスゴールを達成するために、適切な承認を得る一連の自動アクションを作成することができるビジネスゴールを達成するために、適切な承認を得る一連の自動アクションを作成することができる

Process Definition を導入することで対応可能なユースケース

  1. 設定されたスクリプトがデバイス上でトリガーされる前に承認を行う
  2. 動作したスクリプトの結果に基づいて、ユーザーのためのタスクを作成する
  3. オートメーションの失敗をチームに通知するアラートを作成する
  4. 複数のリソースでスクリプトを実行し電子メールで出力結果をキャプチャする
  5. 特定のアラートが生成されたときに通常とは異なるユーザーにメールを送信する
  6. 特定のアラートまたは特定の日付に基づいてアウトバウンド API リクエストを実行する
  7. インフラストラクチャの容量を増やすために Ansible Playbook を起動する
  8. 特定のアラートセットに対して OpsRamp で自動的にインシデントを作成する
  9. 特定のユーザーグループに対して特定の形式で電子メール通知を送付する
  10. エージェントのインストール後、OpsRamp 内で電子メールの通知、リモートタスクの実行、またはアラートの作成を行う

OpsRamp のワークフローオートメーションでは定義済みのジョブを使用して、ウイルス対策ソフトウェアのアップデート、適用されていないパッチのチェック、ネットワーク構成のバックアップ、アプリケーションのスキャンなど様々なアクティビティに対応できます。
ワークフローオートメーションの Process Definition は人による監視と説明責任と共に、各タスク間の連続した移行を保証します。

Written by Prasad Dronamraju
本記事は、OpsRamp の Web サイトにて公開されたブログを翻訳して掲載しています。