Zebra Technologies は、ヘルスケア、製造、物流、小売、その他のセクター向けに、モバイルコンピュータ、バーコード、RFID デバイス、プリンタ、通信ソフトウェアを製造しています。米国の株式投資情報会社 Motley Fool によると、Covid-19 の影響下においても、同社の株式は 4月に 25% 上昇し、過去 52週間で 16% 上昇しているという好調な見通しを立てています。アナリストは、Zebra のビジネスプロセス自動化技術は、困難な時期に企業の「歯車に油を注ぐ」のに役立つと指摘しています。米国で最も著名な投資週刊誌 Barron's は、Zebra の RFID 技術は、従業員の連絡先追跡にも役立つかもしれない、と指摘しています。
Zebra の顧客は同社のエンタープライズ SaaS ソリューションを利用して、小売店や倉庫の資産や在庫をリアルタイムで追跡・管理しています。特に現在の経済状況では、業務の効率化がビジネスの存続に不可欠であるため、これらのアプリケーションのダウンタイムは許されません。Zebra のエンタープライズマネージドサービスグループは、サービスレベルの維持と顧客の問題解決を担当しています。
しかし、SaaS ポートフォリオをホスティングする Zebra のインフラが進化するにつれ、顧客のアプリケーションは Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform 上で実行されるようになり、インフラの健全性を追跡し、顧客の問題を迅速に解決することが難しくなってきました。
我々の監視システムでは、30分ごとにアラートを浴びせられるのがデフォルトになっていました
Zebra Technologies サービスデリバリーオペレーションマネージャー Tommy Eurick 氏
Zebra のマルチクラウド、コンテナベースのインフラのニーズに対応するため、マネージドサービスグループは OpsRamp を導入し、レガシーの監視システムを置き換えました。同チームは、サーバー、Web サイト、コンテナの監視に OpsRamp を使用するとともに、Google Cloud オペレーションスイート(旧 Stackdriver)、Prometheus、およびその他のカスタム構築サービスとのインテグレーションを行い、アラートデータを一元化しています。
アラートが多すぎると、人々はアラートを無視しようと考えるようになり、ちょっとした問題がやがて大きな問題に発展します
Zebra Technologies サービスデリバリーオペレーションマネージャー Tommy Eurick 氏
OpsRamp のおかげで、顧客に影響を与える最も重要な問題に集中し、適切な担当者に迅速にアラートを伝えることができるようになり、当社の SaaS ポートフォリオ全体で優れたユーザーエクスペリエンスを維持することができるようになりました。
Zebra Technologies サービスデリバリーオペレーションマネージャー Tommy Eurick 氏
Written by David Roth
本記事は、OpsRamp の Web サイトにて公開されたブログを翻訳して掲載しています。